●ｍａｒｇａｒｅｔ　ｃａｆｅ●

・・・・・ただただ独り言・・・・・

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突然・・・

電話が鳴った。手元に携帯が無かったが音が鳴っていた。私は普通に友達からだと思い、

そこまであわてずに携帯を見た。表示は「りょう」からだった。

まじで焦った。だって電話がかかってくるなんてこれっぽっちも思っていなかったんだもん。

だってだって。

１０日前、やっととりつけた遊ぶ約束。けど、前日になっても連絡がとれず、当日になっても

連絡がとれなかった。バックれられたのかな。と思った。

約束をとりつけてからの１週間はうきうきしていたけど、少し不安だった。

マイナスなことが起こるかもしれないって。予想どうり起こった。

私は苦しかった。どうしていいのか分からず、ただ、家でうずくまっていた。

そこにメールが届いた。ベロの友達かな？と思った。相手はりょうだった。

いまさら言い訳なのかな？メールの内容は、過労のため病院で倒れたとのことだった。

返したメールは病状を気遣ったものだったけど、本心は違っていた。

私・・・・ウソをつかれているのかな？

そんなこと思いたくない。好きな人のことぐらい信じたい。でもどうしてもそう思ってしまう自分

がいるのだった。りょうのことは心配だけど、自分の中で２人の自分が戦っていて、頭の中は

ぐちゃぐちゃしていた。

何通かメールをしたあと、りょうから私の就職先のことについて聞かれた。

あぁ、やっぱり気にしていたのかな。私はなんとなく、その部分に関してはりょうにうしろめたかった。

なんで？って。だって、今だってそう近くにはいないけど、だけど、今より遠い場所に行くなんて

嫌じゃん。やっぱ好きな人の側にいたいもん。でも現実は違っていた。自分の内定した会社は

勤務地が群馬だった。最悪。思っていることと現実が違っているんだもん。

でもりょうから返ってきたメールは「自分でがんばるって決めたなら応援するよ」というメールだった。

それって・・・。はじめはありがとうって返そうとしたんだけど、でもよく考えてみて、これって逆をいうと

私が遠くに行ってもいいってこと？ってことは私はどうでもいいってこと？いや、違うよ。いや・・・

私の中でぐちゃぐちゃになった。メール返したかったけど、返せなかった。

また無性に悲しくなった。涙があふれた。苦しい。側にいたい。話がしたい。声がききたい。

顔がみたい。瞳がみたい。りょう、りょう、りょう。

それまで、自分でいっぱいいっぱいで押し殺してきたりょうへの想いがこみ上げてきた。

いつもは素直になれない私が、「会いたい」と伝えた。

それからなんの音沙汰もなかった。まぁ、普通っていえば普通。そういうの慣れたよ。

とりあえず自分にはしなくてはいけないことがあったから、これ以上精神面揺るがされたくなかった

から自分から連絡とろうとはしなかった。とりあえず１０月終わってから連絡とってみようと

自分で決めていたから。たぶんりょうから連絡こないって思っていた。

だから今日電話が来て本当にびっくりした。

電話の向こう側のりょうは元気そうだった。いつもどうりのりょう。

りょうは直球勝負の人だ。まわりくどい言い方はしない。すぐにこの前のメールのことの話になった。

でもりょうはすべて分かっていた。私が悩んでメール遅れなかったことも。

なんでりょうには分かってしまうのだろう。悔しい。というのは恥ずかしい感情の裏返し。

本当はうれしかったりするのかも。ずっとずっとそうやって、私のこと何も聞かなくても分かってくれる人

探していたのかもしれない。

りょうは私の声聞いただけで、私が目標もって前に進もうとしていることを見抜いてしまったんだもん。

確かに私は前にりょうと話したときよか、ずっとずっと前向いて進まないと！って思うようになっていた。

現実逃避から現実を見つめなきゃって思って、自分を変えなきゃって思って。

自分のペースでいいから動かなきゃって。人のこと気にすることやめたって。そう思って生き始めたところだった。

りょうに対して、すごいって感情をとおりこして悔しい、ムカツク。なんでそんなこと分かるの？

ちょっと意固地になってしまう自分。私もりょうのことそんな風に分かりたいよ。もっともっとりょうのこと知りたいよ。

と、けんか腰になる私だったけど、だけどりょうじゃなきゃダメな理由が一個見つかった。

私のこと、たぶん誰よりも分かってくれる。変化にきづいてくれる。

でもりょうは自分勝手すぎるよ。でも勝手なのがりょうなんだよね。そのりょうがスキなんだよね。

２００５．１０．２５

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