●margaret cafe●

・・・・・ただただ独り言・・・・・

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夢物語のつづき。

それから、連絡はとりつづけてたけど、会いたくない気持ちは変わらなかった。

りょうと話すのは楽しいけど、やっぱ私ははめられてるのかなとも思った。

そうやって、最初だけやって、やったら終わり。ってパターンはよくあるからね。

でも、りょうは強くは会おうといってはこなかった。でもただ、りょうから感じたものは

うわっつらの優しさだけではなかったってことだった。ちょっとだけ私のこと分かろうと

してくれているのがみえたり、りょうが自分のことわかってよ、って言っているのも

分かったりしたからだった。

私って本当に待たれているのかな。って思った。そしたらなんとなく悪いような気がして

「会わなきゃ」なんて思った。これって変だよね(笑)でも私は基本的に待たれるのって

嫌な人なの。普通に友達とかと待ち合わせしても絶対自分は5分前には来て待ってるもん。

でもこの状況ってそれとはまったく違う待たれるじゃん。それなのになんで悪いのよ。

でも私のココロはそうなんだもん。でもそれだけじゃなくて、ホントは会いたいのに、

前にいろいろあったからって「会わない」って勝手に決めてることがおかしいじゃないか、

って気づいたから。だってりょうはその人じゃないし。また同じことになるなんて分からないし。

だから、結局わたしは、会うことにした。

そうはいってもやっぱ多少こわかったから、昼間に会うことにした。

 

会う日。待ち合わせ場所までは電車で向かったんだけど、なんちゃない気持ちでいた。

いや、そういようとしていたのかもしれない。自分は自分がテンパってるのとか嫌いだから

自分に冷静さを保たせるために、強く思いこむ必要があった。

でもいざ待ち合わせ場所に来ると、そんなものぜんぜん通用しなかった。自分は明らかに

そわそわしていたし、ドキドキしていたし、焦っていたし、テンパってたし、不安だったし。

頭のなかはまっちろだったけど、一番不安だったことは、自分が前にりょうにしたように、

バックレられてしまうんじゃないかってことだった。待ち合わせ場所に来ないってことが不安だった。

 

待ち合わせ時間。携帯が鳴った。りょうからだ。出てみると、

「どこいる?あ、見っけた、おれってすごいかも。」ってほぼ独り言のように言われて

私の前を通りすぎたらしい。私はずっと人の波を見ていたがりょうらしい人を見つけることはできなかった。

そして、右肩をたたかれた。りょうだった。

りょうは、私が思っていたよりも雰囲気があって、なんていうか、うん、その、まあ、かっこよかったのよ。

そして2人は歩きだした。なんか、歩くテンポが分からない。りょうが隣にいることが信じられない。

前だけを向いて歩いていると、隣から聞こえてくる声は聞き慣れていてホッとするのに、いざその方向

を向くとりょうがいて、存在を確認するたび緊張してしまうのだった。

それからご飯を食べて。話をして。手をつなごうと言われたが断ったりしたり。

んで、桜を見に行こうということになったの。っていうか私が行きたかったんさ(笑)なんかさ、そういうの

一回やってみたかったんだよね。好きな人と満開の桜の下を歩く。ステキ。

それが実現したの。でも思いのほか、人が多すぎだったけどね。

でもそれでも桜は綺麗だったし。りょうとの時間も楽しかった。幸せだった。

それから夕方、りょうは仕事があるからといって帰ることになった。なんか無理して私と会う時間つくって

くれたみたいだった。それが分かってすんごくうれしかった。ほんとに。だって、どうでもいい人ならそんなこと

しないでしょ?とかいいほうに考えてみたり。でも帰りの電車の中。わたしのココロはドキドキしたままだった。

もしかしたら、一人でニヤニヤしてたかもしれない(笑)かなりキモイ。。。

 

2005.10.30

 

                                

プロフ               作品                  ダミー

  

 

 

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